[1999.12.05]
  未来


 ▼iGeek:未来のショック(MacWIRE ONLINE)
  http://www.zdnet.co.jp/macwire/9911/29/c_igeek.html


 未来は,どこにあるのか? 科学者の頭の中? 政治家の頭の中? 技術者の頭の中? どこかにあるとしたら,それを予想することができる。だが,現在の我々は,その未来へと走る暴走列車にしがみついているだけのように見える,かもしれない。

 コンピュータの未来を予想すると,2つの正反対の選択肢があるようだ。ひとつは,その中にOSもアプリもデータもすべてが入った,ストレージデバイスを使う世界。もうひとつはネットワーク上にすべてがあり,それにアクセスする世界。どちらにしても,人間の変化はそれについていけない。人間の変化は遅いのだ。現在も,我々が必要としているパフォーマンスを超えており,そのパフォーマンスをどう使うか考えあぐねている。

 コンピューターの加速度的な能力の向上は,とどまることを知らない。今週はAMDから750MHzのアスロンチップの出荷もあり(ZDNet Newsの記事),なにか心理的な要因が動いたのだろうか。CNET Japanのコラムしかり,WIRED NEWSの記事しかり,急速なテンポに警鐘を鳴らすかのような記事が目に付いた。

 だが,そんなことを云っても,進化は止まってくれない。人間の進化の遅さを尻目に,コンピューターはその脇を猛スピードで駆け抜けていく。ストレージはギガからテラの世界へと突き進み(過去記事),チップはなんに使うのかわからないほどの速度を実現していく。ハードウェアは,まるで人間の身体を取り込むかのようなウェアラブルを実現していき(過去記事),そして,リアルワールドと同価値のワイヤードが,我々を迎え入れる。もう,立ち止まる必要なんかないんだ。おそれていても,我々にはその,未来しかないんだから。


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